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霊能力と超能力27

祈雨

書店で本を物色していたら、『祈雨・宝珠・龍』という本を見つけた。著者はスティーヴン・トレイソンである。

パラパラと本を覗いてみて、興味を抱いたので購入しようかと思ったが、高かったのでやめた。どこか図書館で探してみよう。

本を見て、外国人研究者といえどもすごい人がいるものだと感心した。

 

祈雨というと空海が有名である。

京都に神泉苑という名所があるが、空海はここで祈雨の修法を行ったことが「弘法大師行状絵巻」などに出てくる。これは有名な話である。

 

空海が祈雨の修法を行うと、龍が出てきて雨を降らせたというのだが、私はこれは空海の霊能力によるものだと思っていた。

優れた霊能者は天候を変えることができると言われている。空海のこの能力はそのせいだと思っていたのだ。

 

しかし、祈雨の修法は密教の主要な経典に書かれており、空海はそれにしたがってこの修法を行ったようだということが、密教について調べていると分かってきた。

インドでは祈雨の修法がよく行われており、それが密教の経典に取り込まれたのだそうだ。

 

かつて農業国だった日本は、雨が降らないと農作物に影響するので大問題だった。そのせいか朝廷は大きな神社に雨乞いの祈祷の要請の使者をよく派遣していた。

そのために、雨を降らすことのできる霊能者はありがたがられた。

 

空海は雨だけでなく水に関係の深かった宗教家で、各地で水を出したという伝説が数多く伝わっている。

これは弘法水とか弘法の井戸などと呼ばれている。

私はそのひとつを京都の泉涌寺の塔頭で見たことがある。この寺は空海の開基である。

 

私自身は空海は雨を降らすことができただろうと思っている。

また水脈も分かり、掘れば水が出ることを民衆に教えることができただろうと思っている。

 

私の知っていた霊能者も水脈が分かった。それで井戸掘りを職業にしている人たちから重宝がられていた。

この人にできたのだから、この人が尊敬していた空海も当然できたに違いないと考えている。

この人はこの人が現れると天気が良くなるとも言われていたので、霊能者と天候の変化は関係があるようだ。

 

私は京都に住んでおり、神泉苑はわりと近いので、ウォーキングの時によくその前を通る。最近は外国人観光客が多い。

今はちいさな敷地でしかないが、平安時代は今の何倍も大きかったというから、かなり広大だったと思われる。

今は池の傍に真言宗の寺が立っており、当然のことながら弘法大師が祭られている。